8月3日こども海ごみ探偵団舞鶴湾岸調査実施報告!

2019年度8月3日、こども海ごみ探偵団は舞鶴市野原の岬付近の海岸まで
船で移動し海ごみの回収と調査を行いました。

船でしか行けない海岸なので、そのほとんどが漂着ごみです。

こども海ごみ探偵団の団員は約40分ほどかけて
その他ごみ:緑色のごみ袋(45リットル)に43袋
ペットボトル・缶・ビン:白色のごみ袋(45リットル)に37袋

合計で80袋もの海ごみを回収しました。

また、袋に入りきらない大型の漂着ごみも回収し、
調査後の海岸をキレイにしてきました。

回収した80袋の海ごみの中から、調査対象として緑袋10袋・白袋3袋を選び、
海ごみの種類を調べていきます。

調査の結果は以下の通りです。

飲料用ペットボトルが非常に多い事が分かります。
また、プラスチックや発泡スチロールの破片も多くみられました。

国内の漂着ごみに加えて、近隣諸国からの漂着ごみの他、
漁業から出るごみがとても多い事がわかりました。

内陸に住む、こども海ごみ探偵団の団員たちにとって
普段、テレビのニュースでしか知らない
海洋プラスチック汚染の現状を肌で感じる事が出来ました。

回収・調査前の海岸に打ち上げられた海ごみです。


回収・調査終了後出来るだけキレイにして海岸をあとにします。

回収された海ごみを地元の方に託します。

調査終了後は、地元の方達のご協力で、
魚のつかみ取りをしたり、カレーを美味しく頂いたり
今年も楽しい思い出を作り清掃活動や調査を行うことができました。


海の中の魚を素手で捕まえます。

こども海ごみ探偵団の海岸での清掃・調査活動は、
子ども達が毎年楽しみにしている人気の事業です。

来年度も6月中旬に団員募集を行います。
こども海ごみ探偵団をどうぞよろしくお願いいたします!

こども海ごみ探偵団の事業は「瀬戸内オリーブ基金」の助成を受けて実施しています。
今年度は日本財団が主催する「海と日本プロジェクト」との連携事業として実施しました。

2019年こども海ごみ探偵団募集開始!

こども海ごみ探偵団は入団された子どもたちと保護者の皆さんで、
川や海に出向いて川ごみや海ごみの調査を行います。
夏休みの自由研究としても人気のフィールドワークです。

お申し込みをご希望の方は、以下のフォームにご記入下さい。

【団員募集要項】

対 象:亀岡市内の小学3年生~中学生までとその保護者。原則、全ての行事に参加できる方。
募集期間:6月17日~7月8日までの間
募集人数:50名
※申込多数の場合は抽選となります。
※大人(保護者)1名につきお子様2名まで
参加費:1人1調査 約1,000円程度(資料代・保険料として)
※金額は目安です。
※昼食費用などの実費をご負担いただく事があります。

申込方法:このページの下のボタンからお申し込み下さい。

【スケジュール】

7月13日(土)場所:亀岡市交流会館(結団式)
7月20日(土)場所:保津川調査(荒天・増水の場合は28日に延期)
8月3日(土)場所:舞鶴海岸調査(荒天の場合は中止)

【お問い合わせ先】

川と海つながり共創プロジェクト事務局
亀岡市安町野々神8番地
亀岡市役所 環境市民部 環境政策課
TEL:0771-25-5024

川と海つながり共創プロジェクト2018年度活動総集編

▼こども海ごみ探偵団

平成30年7月14日(土)こども海ごみ探偵団結団式
平成30年8月4日(土)こども海ごみ探偵団舞鶴海岸調査(日本海)
平成30年11月11日(日)こども海ごみ探偵団保津川調査
平成30年12月1日(土)こども海ごみ探偵団成ヶ島調査(瀬戸内海)

▼イベント出展

平成30年12月8日(土)・9日(日)京都環境フェスティバル2018
平成31年2月2日(土)ふるさとLovers2019自然と文化の体験フェスタ

▼イベント主催

平成31年3月3日(日)保津川の日開催

京都環境フェスティバル2018

1日時 平成30年12月8日(土曜日)午前9時45分~午後4時
9日(日曜日)午前10時~午後4時
2場所 京都パルスプラザ(京都府総合見本市会館)
3主催 京都環境フェスティバル実行委員会
4来場者数 延べ29,000人(9日11,000人、10日18,000人)
5スタッフ 7日(会場設営)事務局(小林、中川)
8日(土曜日)田部委員、事務局(小林、吉田)
9日(日曜日)田部委員、事務局(原田、茂野、中川、吉田)

6実施概要
本年度は、パネル展示及びワークショップを行った。パネル展示では、「美しい風景」・「守る力」のポスターを利用して、こども海ごみ探偵団事業や保津川の日事業について紹介するとともに、ウォーターサーバーを設置しマイボトル持参によるペットボトル削減を呼びかけた。また、保津峡で拾われたごみ等、写真やパネル、実物を展示したほか、関西広域連合からの資料提供を受けて京都府内の淀川水系の川ごみマップを掲示した。

ワークショップでは、実際の調査の際に採取した海岸の砂を用いて、砂の中から微細なプラスチックごみを取り除く企画を実施した。この企画は子どもを中心に、よりわかりやすく海岸漂着ごみの現状や処理の困難性を説明できるため、昨年に続き実施したものである。挑戦した来場者は、時間をかけて根気よくプラスチックごみを取り除いていた。

また、来場者は砂が実際の海岸から採取されたままの状態であると知ると大変驚き、パネル展示の川や海のごみに関する展示、川ごみマップをより興味深く見学していた。2日間で延べ約500人の見学者がブースを訪れ、内陸部からの海ごみの発生過程や、日常の生活の中で生活ごみ、プラスチックごみを減らす取り組みを進めることの重要性について考えてもらう機会を提供できた。

ふるさとLovers2019自然と文化の体験フェスタ

1日時 平成31年2月2日(土曜日)午前10時~午後3時
2場所 ガレリアかめおか コンベンションホール
3主催 公益財団法人 亀岡市環境事業公社
4来場者数 延べ500人
5スタッフ 山内委員、事務局(小林、中川)
6実施概要
公益財団法人亀岡市環境事業公社主催で開催された「ふるさとLovers2019自然と文化の体験フェスタ」に、パネル展示及びワークショップを行うブースを出展した。

本イベントのコンセプトは、「オール亀岡で協働するマルチローカル・プロジェクト」であり、ふるさと亀岡の魅力ある事業・施策の発信を目的に、組織や部局の垣根を越えた人財を終結した組織間協働の活性化による、多様で効果的な集客を図る中で実施された。

当プロジェクトは、京都環境フェスティバルでの出展内容をベースに、平成31年12月13日に亀岡市は実施した「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」や「保津川の日」の広報も合わせて実施した。ブース内に亀岡市役所で実施されているエコバッグシェアツリーの展示も行った。

会場では環境事業公社による「エコバッグ・シェア運動」も実施され、明智かめまるがエコバッグを肩にかけてアピールしており、来場者からもエコバッグの必要性や保津川のごみ問題についての質問が出るなど、レジ袋削減をはじめとする漂着ごみ発生抑制の考えなどの啓発を効果的に実施することができた。

京都環境フェスティバル2018へ

2018年こども海ごみ探偵団成ヶ島調査(瀬戸内海)

1日時 平成30年12月1日(土曜日)午前7時~午後5時
2場所 瀬戸内海国立公園 成ヶ島(兵庫県洲本市由良)
3参加者 7組14名
4スタッフ 11名(川と海つながり共創プロジェクト、ボランティア、保護者有志)
5実施概要
本事業は、兵庫県洲本市立由良中学校が毎年実施している「成ヶ島クリーン作戦」に参加し、地元地域との交流を通じて、川と海の子ども達の相互理解を深めることをねらいとする。

また、今年度は海岸調査を日本海側海岸で実施したため、この調査で桂川・淀川の流末である瀬戸内海を調査することで、亀岡と海との系統性・連続性に関する理解を深める。

調査地の成ヶ島は、全長約3キロメートルの無人島で、貴重な動植物が生息するが、海流の関係上ごみの漂着も大変多い場所である。

6日程
6時30分 スタッフ集合
6時45分 参加者受付
7時00分 開会式・亀岡出発
9時45分 洲本市由良漁港到着 漁船にて成ヶ島へ渡航、由良中学校と合流
11時00分 「成ヶ島クリーン作戦2018」開会式
11時20分 清掃活動
12時10分 ごみ分類調査(抽出調査)
12時40分 昼食
13時10分 「成ヶ島クリーン作戦2018」閉会式
13時50分 洲本市由良漁港出発
17時00分 亀岡市役所到着・閉会式

7活動の様子
【清掃活動・ごみ分類調査】


【閉会式】

【まとめ】
成ヶ島における当クリーン作戦は今年で21回目を数え、地元由良中学校の生徒を中心に地域の関係者が協力して行う年中行事として定着している。

当PJでも「保津川の日」などの清掃イベントを通じて、このような地域を挙げた環境美化の取り組みを定着させたいと考えており、先進事例としての視察も兼ねて平成28年度から積極的に交流を進めているところである。

当地においても過疎化による生徒数の減少を受け、亀岡からの交流参加の継続に期待されているところであり、今後は相互の交流をさらに活発化させていきたいと考える。

こども海ごみ探偵団「成ヶ島(瀬戸内海)調査」ごみ分類調査結果

【所 見】
ごみ調査の結果、食品の包装・袋が最も多く、飲料用キャップが次点となった。食品の包装・袋などの漂流物や生活雑貨・ペットボトル・食品容器の類などが目立つのは、成ヶ島が瀬戸内海と太平洋を結ぶ出入口に位置し、海流の影響で瀬戸内海を循環する中でフィルターの役割を果たしているものと思われる。

2018年こども海ごみ探偵団保津川調査報告

1日時 平成30年11月11日(日曜日)
午前8時30分~午後1時30分
2場所 保津川河川敷(亀岡市保津町~京都市右京区嵐山)
・集合場所:保津橋下(亀岡市保津町)
・調査地点:保津川河川敷及び保津渓谷
・解散場所:保津川遊船下船場(京都市右京区嵐山)
3参加者 親子11組24名、TOTO株式会社4名(CSR関係視察)
4スタッフ 17名(川と海つながり共創プロジェクト、ボランティア、保護者有志)
5実施概要
当初、第1回調査として7月に実施予定であったが、豪雨災害の影響により延期としたことで、第2回調査として11月の開催とした。

当日は、保津川河川敷(保津川左岸保津小橋下流)の清掃活動後に回収ごみの分類調査(抽出調査)を行った。調査後、2艇に分かれて保津川下りに乗船し、保津渓谷の状況を船頭さんによる解説を交えて学習した。

6日程
7時45分 スタッフ集合・事前ミーティング
8時15分 参加者受付開始
8時30分 開会式
8時45分 調査場所へ移動(途中保津川の日記念碑前で集合写真)
9時00分 調査地点到着・清掃活動開始
9時30分 ごみ分類調査・総括
10時45分 調査地点から保津川遊船へ移動
11時30分 乗船場出発
13時00分 嵐山到着・閉会式
13時30分 解散

7活動の様子

【受 付】

【開会式・記念碑前移動】
【調査場所移動・清掃活動】

【ごみ分類調査・総括】

【集合写真】

【保津川下り乗船・嵐山到着後解散】

【まとめ】
集合時点では霧が濃く少し肌寒かったが、しだいに暖かくなり参加者は終始熱心に清掃活動とごみ調査を行った。本年度は、清掃・調査を通して保津川の深刻なごみ問題を学習するだけでなく、保津川下りの中で豪雨と暴風による自然災害の爪痕を確認でき、その脅威を間近に感じることができた。

一方で、紅葉シーズンに入っていたこともあり、船上から美しい景色も楽しむことができた。一日で相反する状況を目の当たりにしたことで、美しい保津川とその景色を守るために、漂着ごみの発生抑制対策の重要性との必要性を、子供だけでなく大人も含めた参加者全員に強く意識づけすることができた。

また、昨年度に引き続きCSR活動に関する視察としてTOTO株式会社からの視察が同行され、今後の事業展開の契機とすることができた。

こども海ごみ探偵団「保津川調査」ごみ分類調査結果

【所 見】
回収したごみは、土嚢袋で40袋、他にもタイヤやドラム缶など大型のごみも回収した。昨年に渓谷内で調査した結果は、圧倒的に発泡スチロールの破片が多かったが、本年度の河川敷調査では、ポリ袋やシートの破片・レジ袋が他を圧倒する結果となった。

ポイ捨てももちろんであるが、それだけでなく豪雨災害の影響で上流から流れてきたものや、暴風により河川に飛来したものが河川沿いに引っかかったことも原因に考えられる。河川は海岸と違い、漂流期間が短いため原型を留めているため、今回の調査で上位になった。ペットボトルは海岸同様、保津川調査でも多く回収された。

こども海ごみ探偵団成ヶ島調査(瀬戸内海)へ

2018年こども海ごみ探偵団舞鶴海岸調査報告

1事業概要
第1回調査予定であった保津川調査を災害の影響により延期としたため、舞鶴海岸が探偵団の本年度初めての調査場所となった。
昨年度に引き続き、京都府内の問題意識の共有を念頭に、府下の海岸を調査することとした。昨年度同様舞鶴市ではあるが、調査ポイントを変更し、三浜の海岸でごみ清掃と調査(抽出調査)を行った。

2日時  平成30年8月4日(土曜日) 午前7時~午後4時
3場所  舞鶴市三浜・活動拠点:三浜公民館 ・調査地点:三浜海岸
4参加者 親子13組27名
5スタッフ 14名(川と海つながり共創プロジェクト、ボランティア、保護者有志)
6日程
6時15分 スタッフ集合
6時30分 参加者受付
7時00分 亀岡市出発(バス車中で開会式)
8時50分 舞鶴市三浜到着(三浜公民館)
9時00分 三浜公民館出発
9時30分 調査地点到着・調査説明
9時50分 清掃活動開始
10時20分 ごみ分類調査
11時00分 調査地点出発
12時00分 昼食休憩
13時30分 自由時間(海水浴等)
14時30分 三浜出発
16時00分 亀岡市役所到着・解散(到着前に車中で閉会式)

7活動の様子

【受付】

【拠点・調査地点移動】

【清掃活動前】

【清掃活動】

【清掃活動後】

 【ごみ分類調査】

【海岸で見られるごみの説明】

【海水浴等磯遊び】

【まとめ】
海岸での調査活動は、毎年亀岡の子ども達がとても楽しみにしている事業であり、
不慣れな海岸での活動にもかかわらず、大変楽しく清掃活動や調査を行うことがで
きる。本年度も、地元の皆さんの厚意により穴カニ取りや海水浴等の企画を用意し
ていただいたことで、楽しく真剣に活動できた。

清掃活動においては、普段、報道等を通じてしか見ることのない海外(近隣諸国)
からのごみや漁業から出るごみ等が非常に多く漂着している現状を目の当たりにし
たことで、参加者は漂着ごみの問題を肌で感じることができた。

舞鶴湾及び日本海では、近年海岸漂着ごみの被害が年々深刻化しており、加えて
外国由来の漂着ごみも増加の傾向にある。地元では、ボランティア等による回収活
動にも限界があることから、新たな試みとして都市部等の他地域からのボランティ
アツアーの積極的な受け入れに活路を見出したい考えであり、昨年「こども海ごみ
探偵団」をモニターツアーとして受け入れたいとの協力要請があって実施している。

今後引き続き両地域の交流活動を深めることで、双方地域における環境保全活動
を通じた地域振興がさらに進むよう取り組んでいきたい。

こども海ごみ探偵団「舞鶴海岸調査(日本海)」ごみ分類調査結果

【所 見】
調査結果は、参加者が大変暑い中の清掃活動で回収したごみ50袋(雑多なご
み26袋(緑袋)、缶・ビン・ペットボトル24袋(白袋))のうち緑袋9袋を調
査したものである。その他、袋に入らない大型のごみも大量に回収することがで
きた。

日本海は波が高く、発泡スチロール等の軟性のプラスチックが細かく砕けた破
片が非常に多かったが、同時にプラスチックシートや袋の破片はあまり見受けら
れず、微細に砕けてマイクロプラスチックとなり海に漂っていることが推測され
た。また、漁業に使われるフロート(浮き)等のような漁具が多かったことが印
象に残る。

今回、時間の関係で白袋(缶・ビン・ペットボトル)は調査できなかったが、
回収した24袋のほぼ全てがペットボトルであった。概算であるが、一つの袋に
約30本入っていたと考えると、三浜の調査地点だけで700本以上のペットボ
トルごみが漂着していたことになり、ペットボトルの排出抑制に取り組むことが
大幅なごみの減量につながる可能性を示す結果であるといえる。

また、日本海岸の特徴としては、太平洋及び瀬戸内地域と比較して近隣諸国か
らの漂着ごみも多いことが挙げられるが、ごみの割合では当然国内由来のものが
最も多く、国内海岸のごみ問題を安直に海外の責任に転嫁しないためにも、今後、
環境教育等の啓発活動においては、正確なデータを元に国内国外を問わず、ごみ
排出が多い現状をしっかり伝えなければならないと感じた。

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2018年海ごみ探偵団結団式・事前学習会報告

1日 時  平成30年7月14日(土曜日) 午前10時 ~ 正午
2場 所  亀岡市交流会館2階
3参加者  親子13組27名
4実施内容

(1)委員長あいさつ(塚本政雄委員長)

(2)市長あいさつ

(3)本年度事業の説明(事務局)

(4)事前学習会(原田事務局長)

(5)記念撮影

5まとめ

本年度の「こども海ごみ探偵団」結団式は、初参加の親子を含めて17組が参加し、調査活動前の事前学習として、現在、世界規模で大きな問題となっている海洋ごみ問題や、その大半が内陸河川を経由して発生しているごみであるという現状について、原田事務局長がグラフや映像などを使用することで、子供にも分かりやすく説明し、参加親子は強い興味を持って学習できた。

自己紹介で参加者同士の交流があり、また、亀岡市長から直接激励のあいさつを頂くなど、探偵団事業のスタートとして大変有意義な結団式であった。

こども海ごみ探偵団舞鶴調査報告へ