市民啓発事業:世界こども環境会議inかめおか withすすめ!さかなクン研究室

概要

日 時:2023年10月1日(日)13時30分~15時30分 
当日参加者:700人(うち歴代探偵団約100名)
スタッフ:27名
場 所:ガレリアかめおか

日程

開場:13時30分 開場
開会:14時00分 開会
閉会:15時30分 閉会

実施内容

プロジェクト10周年記念イベントとして東京海洋大学客員教授・名誉博士のさかなクンにお越しいただき、「世界こども環境会議inかめおか」を開催しました。

川ごみと海ごみのつながりを学ぶ環境学習「こども海ごみ探偵団」に参加した子どもたちが会場に訪れた参加者を前に海のプラスチックごみ問題をテーマにさかなクンと対談しました。

子どもたちが今年7月に和歌山県にて、9月に保津川にて実施したごみ調査でたくさんのプラスチックごみが見つかったことを報告すると、さかなクンは、小さなプラスチックギョミはお魚さんが食べてしまって大変、と海ごみと生き物との関係を、身振り手振りを交えて解説されました。

イベントの最後には、亀岡市と岡山県にしか生息していない天然記念物「アユモドキ」のライブドローイングもあり、会場は大いに盛り上がりました。

海や川の生き物の魅力を改めて感じるとともに、豊かな環境を守るために自分たちにできることについて身近なことから考える機会となりました。

プロジェクトではこれからも世界で発生する海洋プラスチック汚染問題についての周知、内陸部からの漂着物発生抑制の啓発に取り組みます。

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さかなクンが亀岡にやってきた!

(C)川と海つながり共創プロジェクト

2023年9月23日(土):こども海ごみ探偵団 :保津川調査

調査概要

2023年9月23日(土)7時10分~18時00分
当日参加者:親子7組16名
スタッフ:18名
集合場所:かめきたサンガ広場
調査地点:保津川(京都府亀岡市)

日程

7時10分  かめきたサンガ広場(JR亀岡駅北口)
7時30分  開会式
8時30分  川の駅亀岡水辺公園到着
9時30分  ラフティング乗船、川の駅亀岡水辺公園出発
11時00分 保津川遊船船着き場到着、ごみ調査
12時00分 閉会式

実施内容

7月末に実施した和歌山県友ヶ島での海ごみ調査に続き、今回は地元・保津川の川ごみをラフティングボートで調査しました。川の駅・亀岡水辺公園より乗船し、時折河川敷に船を着け、ごみ拾いをしながら保津大橋下まで約5kmを1時間半かけて下りました。

下船後は、拾い集めたごみをプラスチックや金属といった種類ごとに分類していきました。海ごみと比べると、汚れが付いたままの食品トレーや飲料の缶、瓶、タイヤやバイクなど私たちの日常により密接なごみが多く見られ、中には1980年代の賞味期限が記載された飲料缶などが確認でき、参加者は驚きを感じながら興味深く観察していました。また、友ヶ島調査に続いて平井研さん(加太・友ヶ島環境戦略研究会)にご参加いただき、海岸の漂着物との違いについて解説いただきました。

清掃・調査を通して保津川の深刻なごみ問題を学習するだけでなく、保津川遊船の船頭さんからもお話を聞き、川の歴史と豊かな保津川の自然を守る大切さを学びました。

今回の保津川調査を通じ、美しい保津川とその景色を守るために、内陸部からの漂着ごみの発生抑制対策の重要性と必要性を、参加者全員が強く感じることができました。

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(C)川と海つながり共創プロジェクト

2023年7月29日:こども海ごみ探偵団:友ヶ島調査

調査概要

2023年7月29日(土)日6時30分~18時00分
当日参加者:親子9組20名
スタッフ:19名
集合場所:亀岡市役所
調査地点:友ヶ島
解散場所:亀岡市役所

日 程

6時30分  亀岡市役所集合・出発
9時50分  友ヶ島到着
10時10分 友ヶ島・北垂水海岸到着、ごみ調査
11時30分 友ヶ島・北垂水海岸出発
12時10分 第3砲台到着
12時40分 タカノス山展望台到着(休憩~13時20分)
13時40分 孝助松海岸到着
15時00分 友ヶ島出発
18時00分 亀岡市役所到着・解散

実施内容

瀬戸内海の無人島「友ヶ島」に漂着するごみについて調査しました。バス車内では、事前学習として、原田禎夫さん(同志社大学准教授・川と海つながり共創プロジェクト事務局長)から、海ごみの多くは内陸の川から流れてきたものであること、プラスチックごみは劣化して小さなマイクロプラスチックとなり、人間の体にも取り込まれることなどの解説をいただきました。

友ヶ島では平井研さん(加太・友ヶ島環境戦略研究会)から海岸の漂着物ついて解説いただき、その後、島内の北垂水海岸にて漂着ごみの現状を観察しました。2週間前に清掃活動がされた後ということで、普段に比べてかなりごみが少ない様子でしたが、それでもペットボトルや包装袋等のプラスチックごみ、瓶が割れたあとのガラスごみ、また全体的に細かくばらばらと砕け小石ほどの大きさとなったごみが多く見られました。

また、孝助松海岸では外国から流れ着いたペットボトルなどのプラスチックごみが多く見られ、参加者は海流の影響によってそれぞれの海岸で異なるごみの傾向がある様子を興味深く観察していました。

その後、島内での第3砲台跡やタカノス山展望台を見学し、友ヶ島の豊かな自然と歴史文化にも親しむことができました。

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