成ヶ島調査(瀬戸内海) : こども海ごみ探偵団

本事業は、兵庫県洲本市立由良中学校が毎年実施している
「成ヶ島クリーン作戦」に参加し、地元地域との交流を通じて、
川と海の子ども達の相互理解を深めることをねらいとする。
また、今年度は海岸調査を日本海側海岸で実施したため、
この調査で桂川・淀川の流末である瀬戸内海を調査することで、
亀岡と海との系統性・連続性に関する理解を深める。

調査地の成ヶ島は、全長約3キロメートルの無人島で、
貴重な動植物が生息するが、海流の関係上ごみの漂着も大変多い場所である。

日  程

6時30分 スタッフ集合
6時45分 参加者受付
7時00分 開会式・亀岡出発
9時45分 洲本市由良漁港到着
漁船にて成ヶ島へ渡航、由良中学校と合流
11時00分 「成ヶ島クリーン作戦2019」開会式
11時20分 清掃活動
12時10分 ごみ分類調査(抽出調査)
12時40分 昼食
13時10分 「成ヶ島クリーン作戦2019」閉会式
13時50分 洲本市由良漁港出発
17時00分 亀岡市役所到着・閉会式
まとめ

日  時  令和元年12月7日(土曜日)午前7時~午後5時
場  所  瀬戸内海国立公園 成ヶ島(兵庫県洲本市由良)
参 加 者  11組30名
スタッフ  10名(川と海つながり共創プロジェクト、ボランティア)
※他に兵庫県立大学の学生1名が見学参加

開会式

清掃活動

ごみ分類調査

まとめ

成ヶ島における当クリーン作戦は今年で22回目を数え、
地元由良中学校の生徒を中心に地域の関係者が協力して行う年中行事として定着している。
当PJでも「保津川の日」などの清掃イベントを通じて、
このような地域を挙げた環境美化の取り組みを定着させたいと考えており、
先進事例としての視察も兼ねて平成28年度から積極的に交流を進めているところである。

当地においても過疎化による生徒数の減少を受け、
亀岡からの交流参加の継続に期待されているところであり、
今後は相互の交流をさらに活発化させていきたいと考える。

ごみ分類調査結果

ごみ調査の結果、プラスチックシートや袋の破片が最も多く、食品容器が次点となった。
食品の包装・袋などの漂流物や生活雑貨・ペットボトル・食品容器の類などが目立つのは、
成ヶ島が瀬戸内海と太平洋を結ぶ出入口に位置し、海流の影響で瀬戸内海を循環する中で
フィルターの役割を果たしているものと思われる。