2018年こども海ごみ探偵団保津川調査報告

1日時 平成30年11月11日(日曜日)
午前8時30分~午後1時30分
2場所 保津川河川敷(亀岡市保津町~京都市右京区嵐山)
・集合場所:保津橋下(亀岡市保津町)
・調査地点:保津川河川敷及び保津渓谷
・解散場所:保津川遊船下船場(京都市右京区嵐山)
3参加者 親子11組24名、TOTO株式会社4名(CSR関係視察)
4スタッフ 17名(川と海つながり共創プロジェクト、ボランティア、保護者有志)
5実施概要
当初、第1回調査として7月に実施予定であったが、豪雨災害の影響により延期としたことで、第2回調査として11月の開催とした。

当日は、保津川河川敷(保津川左岸保津小橋下流)の清掃活動後に回収ごみの分類調査(抽出調査)を行った。調査後、2艇に分かれて保津川下りに乗船し、保津渓谷の状況を船頭さんによる解説を交えて学習した。

6日程
7時45分 スタッフ集合・事前ミーティング
8時15分 参加者受付開始
8時30分 開会式
8時45分 調査場所へ移動(途中保津川の日記念碑前で集合写真)
9時00分 調査地点到着・清掃活動開始
9時30分 ごみ分類調査・総括
10時45分 調査地点から保津川遊船へ移動
11時30分 乗船場出発
13時00分 嵐山到着・閉会式
13時30分 解散

7活動の様子

【受 付】

【開会式・記念碑前移動】
【調査場所移動・清掃活動】

【ごみ分類調査・総括】

【集合写真】

【保津川下り乗船・嵐山到着後解散】

【まとめ】
集合時点では霧が濃く少し肌寒かったが、しだいに暖かくなり参加者は終始熱心に清掃活動とごみ調査を行った。本年度は、清掃・調査を通して保津川の深刻なごみ問題を学習するだけでなく、保津川下りの中で豪雨と暴風による自然災害の爪痕を確認でき、その脅威を間近に感じることができた。

一方で、紅葉シーズンに入っていたこともあり、船上から美しい景色も楽しむことができた。一日で相反する状況を目の当たりにしたことで、美しい保津川とその景色を守るために、漂着ごみの発生抑制対策の重要性との必要性を、子供だけでなく大人も含めた参加者全員に強く意識づけすることができた。

また、昨年度に引き続きCSR活動に関する視察としてTOTO株式会社からの視察が同行され、今後の事業展開の契機とすることができた。

こども海ごみ探偵団「保津川調査」ごみ分類調査結果

【所 見】
回収したごみは、土嚢袋で40袋、他にもタイヤやドラム缶など大型のごみも回収した。昨年に渓谷内で調査した結果は、圧倒的に発泡スチロールの破片が多かったが、本年度の河川敷調査では、ポリ袋やシートの破片・レジ袋が他を圧倒する結果となった。

ポイ捨てももちろんであるが、それだけでなく豪雨災害の影響で上流から流れてきたものや、暴風により河川に飛来したものが河川沿いに引っかかったことも原因に考えられる。河川は海岸と違い、漂流期間が短いため原型を留めているため、今回の調査で上位になった。ペットボトルは海岸同様、保津川調査でも多く回収された。

こども海ごみ探偵団成ヶ島調査(瀬戸内海)へ