保津川の日概要
日 時:令和7年3月2日(日) 午前8時30分~午後2時00分
会 場:保津川河川敷「保津川かわまちづくりエリア」一帯
主 催:川と海つながり共創プロジェクト
来場者数 387名
- 日本紙業有限会社
- 株式会社カインズ
- BRITA Japan株式会社
- ニチコン株式会社
- 株式会社JEPLAN
- ソフトバンク株式会社
- 株式会社DESIGN WORKS ANCIENT
- 京都日産自動車株式会社
- 株式会社セブン-イレブン・ジャパン
- ウォータースタンド株式会社
- テラサイクルジャパン合同会社
- 植田油脂株式会社
- パナソニック株式会社
- 国際航業株式会社
- 保津川舟運事業等安全対策協議会
- 保津川遊船企業組合ラフティング事業部
- 株式会社ビックスマイル
- 株式会社アオキカヌーワークス
- トムソーヤアドベンチャーズ
- きらきらラフティング
- 日本の凧の会 大阪支部
- 日本野鳥の会
事業毎参加者
保津川クリーン大作戦 195名
保津川エコラフティング 37名
保津川凧あげ大会 21名 ※クリーン大作戦と重複
保津川野鳥観察会 14名 ※クリーン大作戦と重複
保津川エコ屋台 (自由参加)
スタッフ 120名
スケジュール
7:00 スタッフ順次集合
8:00 保津川エコラフティング受付開始
8:30 その他受付開始
9:00 開会セレモニー
委員長あいさつ・来賓紹介・記念撮影
9:30 各事業開始
・保津川クリーン大作戦(~11:00)
・保津川エコラフティング(~12:00)
・保津川凧あげ大会(11:00~13:00)
・保津川野鳥観察会(11:00~13:00)
・保津川エコ屋台(11:00~14:00)
15:00 スタッフ解散全事業終了・撤収
開催主旨
2012(平成 24)年 8 月に内陸地域で初の「第 10 回海ごみサミット 2012 亀岡保津川会議」が開催され、プラスチックごみの発生抑制について議論され、「亀岡保津川宣言」および「川のごみや海のごみをともに考える京都流域宣言」が採択されました。
これらの宣言を具現化する組織として、2013 年に発足した「川と海つながり共創プロジェクト」では、翌年、2014 年から毎年3月第1日曜日を「保津川の日」と定め、保津川を中心とした河川環境の保全と内陸部から発信する漂着ごみ発生抑制に向けて、その機運をさらに高め今後も継続するために、各関係者・団体を巻き込んだ一大清掃イベント、市民参加型イベントを開催しています。
野鳥観察会等下記の事業も同時開催し、より多くの参加者・来場者に漂着ごみ削減をはじめ、地域の環境美化に対する意識啓発を行いました。
保津川クリーン大作戦
参加者は、スタッフの誘導で保津小橋周辺を中心に清掃活動を開始し、その後、保津川かわまちづくりエリア全体に拡散して非常に広範囲で清掃活動を実施することができました。
当区域は、豪雨や暴風に伴う増水時に、ペットボトルやビニール等のプラスチックごみをはじめ様々なごみが散乱する他、芦原や木枝にレジ袋等が引っ掛かる場所ですが、保津川遊船企業組合等の各種団体の尽力により継続的な清掃がなされています。
スタッフからその説明を受けた参加者からは、日頃の関係者の努力に対して関心・理解を深める好機となりました。なお、同日は桂川流域クリーンネットワーク主催の「第18回桂川流域クリーン大作戦」と同時開催しました。
保津川エコラフティング
保津橋から山本浜までの約4kmをラフティングボートに乗船し、川下りを楽しみながら陸地からでは回収が困難な川岸に漂着するごみの清掃を行いました。
日頃とは違った視点で保津川の魅力を体験するとともに、幅広い年齢層の参加者にラフティング体験をしてもらい、川に親しむ機会を提供することができました。
本事業は、「保津川の日」第1回から継続している企画で、今回も3歳から50歳代の方まで幅広い年齢層により実施できました。山本浜に到着後は、亀岡市及び保津川遊船企業組合の協力により、参加者をバスにて主会場まで回送いただきました。
保津川凧あげ大会
参加者は、まず保津川クリーン大作戦へ参加し、河川敷や川岸に漂着するごみの清掃を行いました。その後、日本の凧の会大阪支部の会員による指導を受けながら、プラスチック材料や電気等のエネルギーを使わないエコな遊び、冬の代表的な遊びである「凧あげ」体験しました。
今年は、新たに亀岡市と「かめおか未来づくり環境パートナーシップ協定」を締結する(株)カインズが廃材を利用した凧づくりを開催しました。保津川クリーン大作戦での清掃活動を通じて漂着ごみに占めるプラスチックごみの現状を学び、エコな遊びや廃材を使用した物作りを体験することで、参加者に、川ごみの削減をはじめ環境保全への意識啓発を行いました。
保津川野鳥観察会
参加者は、まず保津川クリーン大作戦へ参加し、保津川かわまちづくりエリア内の河川敷を中心に清掃活動を行いました。
その後、日本野鳥の会京都支部の協力の下、バードウォッチングを行い、日常見かける身近な野鳥の名前や生態について詳しく知ることで、保津川の豊かな自然を実感すること出来ました。
保津川に暮らす生物を学び、川ごみが生態系に与える影響や生態環境保全の大切さを考えるきっかけとすることで、参加者に、川ごみの削減をはじめ環境保全への意識啓発を行いました。
保津川エコ屋台
保津川エコ屋台では、亀岡市が行った「かめおかプラスチックごみゼロ宣言」の趣旨に賛同した出店者の協力のもと、亀岡そして日本の美しい自然を守り持続可能な社会を創出するため、会場飲食用にはリユース食器、カトラリーや持ち帰り用の容器には自然素材のものを使用するなど、ごみを出さない、環境に配慮したイベントとして開催しました。
屋台やキッチンカーから飲食物がリユース食器で提供されることを通じて、利用者に、川ごみの削減をはじめ環境保全への意識啓発を行いました。
他のイベントでもリユース食器の活用が定着してきており、徐々にごみ削減に効果を出していることから、今後も他の事業で積極的に活用されるよう亀岡市が実施される補助制度に関する情報提供等の積極的な協力に努めていきます。
まとめ
雨天の影響により、参加者のキャンセル等が相次ぐ中での開催でしたが、クリーン作戦やエコラフティングでは昨年以上のごみを回収することができ、参加者の美化意識の高さを強く感じました。今年度より初めて参加者へ海岸漂着物への問題に関するアンケートをとりました。
保津川を中心とした河川環境の保全と内陸部から発信する漂着ごみ発生抑制に向けて、その機運の高まりを図るための定量的な指標として今後も継続的に意識醸成に関するアンケートでの数値化に取り組みます。
当日は、燃やすごみ 142 袋(30l袋)、埋め立てごみ 22 袋、缶・瓶 44 袋、ペットボトル47袋、スプレー缶 1 袋、粗大ごみ300kgを回収することができました。今後も、ホームページ及び各関係団体とともに「保津川の日」の取組の周知を図り、参加者をはじめ、関係者の河川愛護及び漂着ごみ発生抑制への意識向上を図ります。












































