2012年、海のない内陸の街亀岡市で3日間にわたって開催された、
第10回海ごみサミット2012年保津川会議での約束として、
「川のごみや海のごみをともに考える京都流域宣言」と「亀岡保津川宣言」が宣言されました。
第10回海ごみサミットの翌年の2013年4月、海ごみサミットでされた約束を実行するために、
川と海つながり共創プロジェクトは設立されました。
街から出た生活ごみは風に流され川に集まります。
そして川に集まったごみは海にたどり着き、潮の流れにのり、世界中の様々な海岸に流れつきます。
ごみ達の一部は小さく砕かれて、鳥や魚などに食べられてしまったり、
海の底に沈んしまい、二度と回収できないごみとして地球を汚してしまっています。
それらのごみをまとめて、私たちは「海ごみ」と呼んでいます。
海ごみの多くは、街で出るプラスチックやペットボトル。
中には外国製品もありますが、やはり河川から流れ出た日本製品がほとんどです。
海ごみは、一人一人が問題解決に向けて考える必要があるのです。
私たちはメーカーや小売店・地域の人たちに、海ごみを減らすための仕組み作りの提案をしています。
また、海ごみを増やさないために、地域の人たちに海ごみに対する知識を伝えたり、
保津川流域の清掃ボランティアを募り活動を続けています。
探偵団に入った子どもたちが、一年間を通して、川や海に出向いて海ごみの調査を行います。
夏休みの自由研究としても人気のフィールドワークです。
保津川や亀岡市内を流れる川で川遊びや魚取りの面白さを体験しながら、
環境について考えるフィールドワークです。
毎年3月第1日曜日に開催される市民参加型イベントです。
保津川下りの船やラフティングに乗りながら河川のごみを回収したり、河川流域のごみを回収します。
亀岡市内を流れる河川流域でごみを拾い集めます。
亀岡平和祭保津川市民花火大会では分別やごみ掃除のお手伝いも行っています。
河川や海に出向き、体験を通して環境に対する正しい知識を身につけて頂ける団体向けツアーです。
社内研修としても人気です。
小学校を対象に、海ごみの実態や調査結果を見て頂き、
子どもたちに「自分たちに出来る事」を学んで頂きます。
私たちの活動を皆さまに知って頂くために環境保全イベントに出展し、
街から流れ出るごみの調査の内容を報告をしたり
川や海の現状をパネル展示しています。
GPS調査
京都・嵐山からGPSを放流、海ごみの動きの調査をしました。
翌日の朝には大阪湾に到着する事が分かりました。
間伐材プレート放流調査
所在地・連絡先を書いた間伐材の木製プレートを放流しました。
河川のどこかでひっかかったり、海流にのって流れていき、ほとんどが行方不明になりました。
その場で回収できたのは一割程度。未回収ごみの多さを確認出来ました。
4月 | - |
5月 | ●川と海つながり共創プロジェクト第1回委員会 ●環境教育部会 第1回部会 ●こども海ごみ探偵団 参加者募集開始 ●キリンビール株式会社 社内エコツアー |
6月 | ●kawa-umi.orgホームページ開設 ●こども海ごみ探偵団 参加者募集開始 ●キリンビール株式会社 社内エコツアー |
7月 | ●環境教育部会 第2回部会 ●こども海ごみ探偵団 団結式 ●こども海ごみ探偵団 保津川調査 |
8月 | ●こども海ごみ探偵団 日本海調査 ●こども海ごみ探偵団 京都子どもの水辺交流会 |
9月 | ●川と海つながり共創プロジェクト第2回委員会 ●情報交流・清掃活動推進部会 第1回部会 |
10月 | - |
11月 | ●環境教育部会 第3回部会 |
12月 | ●情報交流・清掃活動推進部会 第2回部会 ●京都環境フェスティバル出展2017出展 ●こども海ごみ探偵団 太平洋成ケ島調査 ●京都環境フェスティバル出展 |
1月 | ●情報交流・清掃活動推進部会 第3回部会 |
2月 | ●第4回川ごみサミット ●川と海つながり共創プロジェクト第3回委員会 |
3月 | ●保津川の日 ~保津川がつなぐ まち・ひと・こころ~ |
海岸漂着ごみの削減に向けては、その主な発生源である内陸河川からの発生抑制対策が重要であり、各自治体や主体者の立場の違いを超えて相互理解を深めることで、流域一体で発 生抑制に取り組みます。